ナルニア国物語&The Bible
● 「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」 の復習

ナルニア国 「ナルニア国物語」は、20世紀を代表する英国作家C・S・ルイスの著作で、全7巻からなるファンタジー・シリーズである。第1章「ライオンと魔女」は、第二次世界大戦下のイギリスが舞台。戦火を逃れて田舎に住むカーク教授に預けられる4人の子供たち(長男ピーター 長女スーザン 次男エドマンド 次女ルーシィ)が主人公。ルーシーが衣装箪笥に入り込むと、そこは雪に覆われた冷たい世界。
 かつては偉大な王「アスラン」が作ったすばらしい国。しかし今は美しく冷酷な「白い魔女」によって寒い冬の世界になっていた。エバの誘惑を連想するような魔法のおかしを食べてしまうエドマンド。その結果彼は魔女の言いなりになってしまった。彼とナルニアの民を救うためにアスランが石舞台で殺されていく。ゲツセマネの園から十字架のイエス、そうあの映画「パッション」の意味、「犠牲の愛」、「身代わりの死」の意味が表されている。
 失望するナルニアの民。しかしアスランは、地震とともに復活する。そしていよいよ魔女の軍団との戦いが始まった。
C・S・ルイスは「悪魔の手紙」「キリスト教の精髄」などの著作があることからわかるように「クリスチャン作家」である。ならばこの「ナルニア国物語」にも聖書のメッセージが隠されていると考えるのは当然である。聖書を読んだことがある人ならばこの「アスラン」が誰を表しているかはすでにお気づきだろう。ストーリーに出てくる「石舞台」は「ゴルゴダの丘」のことかと聖書の世界に置き換えて観るのも興味深く、イエスの愛を伝える役割を十分に果たした作品である。

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